2011年7月の読書量まとめ [読書メーター]
なにやらブクマに入れて読んでくださっている方もいらっしゃるようなこのへんてこブログ。
週一で更新するぞと勢い込んでみたものの、後半はまったく更新せず。
申し訳ないなぁと思いつつ、先月の読書まとめをいたしましょうぞ。
2011年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1734ページ
ナイス数:0ナイス
■マインドマップ問題解決―「らくがき」で劇的に身につくロジカルシンキング
マインドマップとロジカルシンキングを融合させることにより、思考の整理と有効なプレゼンテーションの作り方を指導する。 マインドマップの作り方については簡単な説明に留まっているので、本書でコツが掴めない人は初心者向けの指南書を読まれることをおすすめする。 同じ事を繰り返し繰り返し書いているのでわかりやすいといえばそうなのかもしれない。 普段、無駄を削ぎ落とし要点を明確に述べるような文に触れているためかその繰り返しが煩わしく、つい読み飛ばしてしまう。
読了日:07月31日 著者:高橋 政史
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12535215
■骨のフォークロア (シリーズ・にっぽん草子)
死んだあとに残される骨を、ひとはどう捉え、どう扱ってきたか。 「あとがき」にて著者はこう語る。 【本書の目的は「骨」に関するフォークロア(民俗学)をグローバルに比較民俗学の視座で論じようとしたものである。しかし、当初の目的とは異なり、出来上がった本書は「骨」のフォークロアというよりも、「骨」をめぐるフォークレリジョン(民俗宗教)といった方が適切であるかも知れない。(P211)】
読了日:07月25日 著者:藤井 正雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12425282
■民族学入門―諸民族と諸文化 (1963年) (現代教養文庫)
読了日:07月18日 著者:A.E.イエンゼン
http://book.akahoshitakuya.com/b/B000JAIR4C
■網野善彦著作集〈第11巻〉芸能・身分・女性
賤民として差別の対象となったひとたちに焦点を合わせ、その卑賤化の経過や実態について、諸説を参考にしつつ、独自の論を展開する。書き下ろしではなく、諸処に書いたものを集めたものなので、他の方もいうように同じ文言や例が繰り返し使われるのが眼に付く。これは「著作集」という本書の特徴を鑑みれば致し方ないだろう。透徹な視線で史実をみつめ、平明な解説文と的確な例文で中世の世界へと読者を導く好著。
読了日:07月16日 著者:網野 善彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12265455
■不死身のナイティ―ニューギニア・イワム族の戦いと食人
ニューギニア・イワム族の生活と文化についての書。食人族といっても様々な層があると実感する。戦いに生き、生き残った老戦士が憐れを誘う。
読了日:07月07日 著者:吉田 集而
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12107983
■奇想の江戸挿絵 (集英社新書ヴィジュアル版)
江戸庶民に親しまれた読本挿絵を紹介する。挿絵の所だけをぱらぱら見ているだけでも十分楽しめるところがよい。北斎の流動性溢れる描線が大変美しい。
読了日:07月05日 著者:辻 惟雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12067799
▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
『マインドマップ問題解決』は図書館で随分前に予約したものを漸く読んだ。
マインドマップとロジカルシンキングの融合によって、思考をまとめ説得力のある文章作りに役立てれば…との目論見から。
結局の所、書物で得た知識を活かすのは本人の能力次第かと実感。
『骨のフォークロア』
ところどころ文章がアレレなところがあって読むのがきつかった。
これほど抜き書きする箇所のない本も珍しいかもしれない。
レビューもかなり手抜き。
『民俗学入門』
終章の「自分たちを、獣に近い状態から向上してきた人類の最後にして最高の開花であるとみなし、他の人びとに対してもそのような態度をとる権利は、もはやまったくないのである。(P234)」という言葉が心を打つ。
もっと早くヨーロッパ人がこの視点を学んでいれば、古代文化を色濃く残す諸文化が今も残存していただろうにと思うと残念でならない。
『網野善彦著作集』は、中世の稚児について学びたかったので読了。
いわゆる賤民と呼ばれるひとびとが、中世では思われているよりももっと生き生きと活動していたのではないかと私はおもっているのだが、それを後押ししてくれる一冊。
得るところが誠に多かった。
『不死身のナイティ』
イェンゼンとも西丸氏とも違う民族に取材した食人族の物語。
彼らが食人習俗を持っていたかどうかに筆者が悩むところなど、吉田氏は優しい人なのだなぁと感慨を覚える。
食人習俗と古栽培文化の伝播、宗教の発生との関連はいかに。
私の食人習俗についての読書の旅はまだまだ続く。
『奇想の江戸挿絵』
ときに息抜き的にこういう本を読みたくなる。
日本マンガの原点ともいうべき挿絵の世界。
こちらも文章がときおりアレレになるのがちょっと…。
挿絵メインだと思えばよし。
ひょんなことから、古代の枕詞について調べ始めたために中世関係の読書が減っている。
興味の矛先がとっちらかってあちこちに向いてしまうのは学生の頃から変わらないが。
今月はこれをさくっととりまとめて中世関係に戻りたいなぁ。
週一で更新するぞと勢い込んでみたものの、後半はまったく更新せず。
申し訳ないなぁと思いつつ、先月の読書まとめをいたしましょうぞ。
2011年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1734ページ
ナイス数:0ナイス
■マインドマップ問題解決―「らくがき」で劇的に身につくロジカルシンキング
マインドマップとロジカルシンキングを融合させることにより、思考の整理と有効なプレゼンテーションの作り方を指導する。 マインドマップの作り方については簡単な説明に留まっているので、本書でコツが掴めない人は初心者向けの指南書を読まれることをおすすめする。 同じ事を繰り返し繰り返し書いているのでわかりやすいといえばそうなのかもしれない。 普段、無駄を削ぎ落とし要点を明確に述べるような文に触れているためかその繰り返しが煩わしく、つい読み飛ばしてしまう。
読了日:07月31日 著者:高橋 政史
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12535215
■骨のフォークロア (シリーズ・にっぽん草子)
死んだあとに残される骨を、ひとはどう捉え、どう扱ってきたか。 「あとがき」にて著者はこう語る。 【本書の目的は「骨」に関するフォークロア(民俗学)をグローバルに比較民俗学の視座で論じようとしたものである。しかし、当初の目的とは異なり、出来上がった本書は「骨」のフォークロアというよりも、「骨」をめぐるフォークレリジョン(民俗宗教)といった方が適切であるかも知れない。(P211)】
読了日:07月25日 著者:藤井 正雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12425282
■民族学入門―諸民族と諸文化 (1963年) (現代教養文庫)
読了日:07月18日 著者:A.E.イエンゼン
http://book.akahoshitakuya.com/b/B000JAIR4C
■網野善彦著作集〈第11巻〉芸能・身分・女性
賤民として差別の対象となったひとたちに焦点を合わせ、その卑賤化の経過や実態について、諸説を参考にしつつ、独自の論を展開する。書き下ろしではなく、諸処に書いたものを集めたものなので、他の方もいうように同じ文言や例が繰り返し使われるのが眼に付く。これは「著作集」という本書の特徴を鑑みれば致し方ないだろう。透徹な視線で史実をみつめ、平明な解説文と的確な例文で中世の世界へと読者を導く好著。
読了日:07月16日 著者:網野 善彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12265455
■不死身のナイティ―ニューギニア・イワム族の戦いと食人
ニューギニア・イワム族の生活と文化についての書。食人族といっても様々な層があると実感する。戦いに生き、生き残った老戦士が憐れを誘う。
読了日:07月07日 著者:吉田 集而
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12107983
■奇想の江戸挿絵 (集英社新書ヴィジュアル版)
江戸庶民に親しまれた読本挿絵を紹介する。挿絵の所だけをぱらぱら見ているだけでも十分楽しめるところがよい。北斎の流動性溢れる描線が大変美しい。
読了日:07月05日 著者:辻 惟雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12067799
▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
『マインドマップ問題解決』は図書館で随分前に予約したものを漸く読んだ。
マインドマップとロジカルシンキングの融合によって、思考をまとめ説得力のある文章作りに役立てれば…との目論見から。
結局の所、書物で得た知識を活かすのは本人の能力次第かと実感。
『骨のフォークロア』
ところどころ文章がアレレなところがあって読むのがきつかった。
これほど抜き書きする箇所のない本も珍しいかもしれない。
レビューもかなり手抜き。
『民俗学入門』
終章の「自分たちを、獣に近い状態から向上してきた人類の最後にして最高の開花であるとみなし、他の人びとに対してもそのような態度をとる権利は、もはやまったくないのである。(P234)」という言葉が心を打つ。
もっと早くヨーロッパ人がこの視点を学んでいれば、古代文化を色濃く残す諸文化が今も残存していただろうにと思うと残念でならない。
『網野善彦著作集』は、中世の稚児について学びたかったので読了。
いわゆる賤民と呼ばれるひとびとが、中世では思われているよりももっと生き生きと活動していたのではないかと私はおもっているのだが、それを後押ししてくれる一冊。
得るところが誠に多かった。
『不死身のナイティ』
イェンゼンとも西丸氏とも違う民族に取材した食人族の物語。
彼らが食人習俗を持っていたかどうかに筆者が悩むところなど、吉田氏は優しい人なのだなぁと感慨を覚える。
食人習俗と古栽培文化の伝播、宗教の発生との関連はいかに。
私の食人習俗についての読書の旅はまだまだ続く。
『奇想の江戸挿絵』
ときに息抜き的にこういう本を読みたくなる。
日本マンガの原点ともいうべき挿絵の世界。
こちらも文章がときおりアレレになるのがちょっと…。
挿絵メインだと思えばよし。
ひょんなことから、古代の枕詞について調べ始めたために中世関係の読書が減っている。
興味の矛先がとっちらかってあちこちに向いてしまうのは学生の頃から変わらないが。
今月はこれをさくっととりまとめて中世関係に戻りたいなぁ。
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