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「時雨殿」訪問記 [雑感]

京都の「時雨殿」が3月末で休館だという。
自宅から1時間半ほどで行けるというのに、未だ行ったことがなかった。
春休みには混雑しそうなので今のうちに、と訪れることにした。
3連休の中日。
通りもそこそこの人出で、なかなかの賑わいだった。
阪急嵐山から渡月橋を渡る。
今までは東福電鉄で行くことが多かったので、渡月橋の印象もまた違う。
土産物屋も一時ほどの悪趣味さも失せているように思った。

学生時代に友人と訪れたときは、タレントショップなるものが並んで、それはそれは別世界の様相を呈していたものだ。

渡月橋を渡って左折、人力車の誘いを断りつつ進む。
時雨殿は天竜寺のすぐ傍にある。
入場料は大人800円、小人500円。
ロッカーに荷物を預けて、専用端末を借りる。
この専用端末は旧DSの改造版で、十時キーやボタンがない。
すなわち、二つのパネルだけがある。
西陣織のようなきらびやかなカバーが掛かっており、竹を摸したタッチペンがついている。
カバーにもタッチペンにも「時雨殿」と書かれている。

中では床のパネルを使ったカルタ取りや京都観光案内などで遊べる。
カルタ5番勝負というのもあって、百人一首の歌人5名とカルタ取りをする。
清少納言、蝉丸、第弐三位まではさくさくと勝てるのだが、4人目の紫式部が手強い。
見ているとどの人も式部に負けているようだ。
5番勝負というからには5人目にラスボスが出るのだろうが、いったいそれは誰なのだろうか。

二階は畳敷きの広間で、奈良から鎌倉に掛けての装束を纏った人形が置いてある。
惜しむらくは奥に置かれた持統天皇などの人形が見にくいことか。
もっと手前に置いてくれたらいいのにと悔やまれる。

その広間でカルタ取りの大会も開かれるという。
休館したらどうするのだろう。
閉館ではなくて「しばらく休館」とアナウンスされているということは、建物を壊して別のものを建てるとか、土地を売り払うとかいうことではなさそうだ。

3DS対応で立体的に遊べる、とかになれば凄いのだけれども。
けれどもあの土産コーナーの非充実ぶりからすると無理かもしれない。

その後天竜寺へ行き本堂とお庭を堪能して無事帰宅。
途中雨に降られたりしたけれどもなかなか充実した一日だった。


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